賃貸の礼金とは?敷金との違いや相場、礼金無料の仕組みを不動産会社が解説していきます!


賃貸物件をこれから借りる予定の方のなかには、
「賃貸物件を借りるときに発生する礼金ってなに?」
「賃貸物件のなかには、礼金無料の賃貸物件はあるの?」
といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

今回は、賃貸物件の礼金に関する情報を解説します。

礼金無料物件のメリット・デメリットについても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

賃貸の礼金とは?

賃貸の礼金とは、賃貸物件を貸してくれる貸主に対しての報酬金のことです。礼金は、賃貸物件が少なかった時から家を貸してくれたお礼として渡していました。

2024年現在も、昔ながらの習慣として残っている状態になります。礼金は貸主への報酬金としての扱いとなっているため、1度支払えば手元に戻ってくることはありません。礼金は、法律で明確に定義が定められていないため、礼金の金額は賃貸物件によって大きく変わります。

ここからは、さらに詳しく礼金について紹介していきます。敷金との違いも紹介しますので、ぜひご覧ください。

礼金と敷金の違い

敷金とは、借主の退去後に居室の原状回復費に充てたり、賃料の不払い時のために支払いに充てたりする為の貸主が担保として預かる費用のことです。入居前に貸主へ預けておくことで、緊急なトラブルが起きたとしても、貸主側は敷金を使って対処可能です。

敷金は礼金とは異なり、退去時の原状回復にかかった費用を除く分は返還されます。綺麗な状態で部屋を退去することになれば、原状回復費もそれほどかからないため、多くの敷金が手元に戻ってくることになります。

礼金の相場

礼金の相場は家賃の「1〜2ヶ月」分と言われています。サイト上にも「礼金」もしくは「礼」等の表記で記載があると思いますので、お部屋探しの際に見てみましょう。
敷金についても相場は同様に家賃の「1~2ヶ月」分と言われています。

敷金・礼金どちらも、新築の物件等条件のよい物件では高くなっている傾向にあります。

礼金無料物件のメリット・デメリット

礼金は大家さんまたは管理会社が設定するものになるため、賃貸物件によって無料の場合があります。無料と聞くと、お得に見られがちですが、注意して比較検討いただきたい点もいくつかあります。そこでここからは、礼金無料物件のメリット・デメリットについて紹介します。

礼金無料物件のメリット

礼金無料物件のメリットは、とにかく初期費用が安いことです。

たとえば、家賃7万円の賃貸物件を借りる場合、相場から考えると礼金は最大14万円かかることになります。礼金以外にも、敷金や仲介手数料など賃貸物件を借りるためには多くの初期費用が必要です。

礼金は、初期費用の中でも大きな割合を占めている項目に該当するため、礼金無料物件を選ぶことができれば初期費用を抑えることができます。

礼金無料物件のデメリット

一般的な賃貸物件では、礼金が設定されています。
※地域や管理会社によって違う場合もあります。

礼金無料物件ということは、一般的な入居者の希望条件と少し違っている物件として挙げられます。

例えば、物件から駅までの距離が遠かったり、使用されている設備が古かったりするなど、賃貸物件の需要が低下する問題はさまざまです。礼金無料物件を選ぶときは、必ず内見をおこない、賃貸物件の状況を見定めることが重要です。

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賃貸の礼金は交渉できる?

先述した通り、礼金は大家さんや管理会社が設定しているため交渉できる場合もあります。しかし、入居者からの人気が高く、需要が高い賃貸物件では礼金を引き下げる必要がないため、交渉が難しいです。

大家さんや管理会社からすると、もっとも避けたいのは長期間空室が続くことです。長期間空室が続いてしまうと、家賃収入が発生しないため、維持費等の赤字だけが残ってしまいます。そのため、早く入居者を集めるためにも、礼金の値下げを実施しやすくなります。基本的には交渉できないと思っていた方がよいですが、早く入居する分下げてほしい等、ダメもとで伝えてみるのはありかもしれません。

礼金なし物件の理由

ここからは、礼金なし物件の理由について紹介します。

  • 空室を避けるため
  • 賃貸物件の供給量が多くなっているため

1つずつ順番に見ていきましょう。

空室を避けるため

初期費用が下がる分借り手を見つけやすくなり、早期に入居者が決まることを目的として礼金がない場合があります。礼金については貸主判断で必要・不要が決まります。敷金については定額クリーニング代等、別の項目として金額が発生する場合もありますので、初期費用の内訳はしっかり確認しましょう。

賃貸物件の供給量が多くなっているため

現在では日本全体的な人口減少等によって、賃貸物件でも空きが目立ってきています。昔は賃貸物件が少なかった為に礼金を取っている場合がありましたが、現在では金額を下げないと物件が決まりづらくなっている社会的背景があります。空室のままだと劣化してしまう為、前述したように入居者を決める為に礼金を下げる方法で価格を安くしている場合もあります。

礼金無料物件の注意点

ここからは、礼金無料物件の注意点を紹介します。礼金無料物件の注意点は以下の通りです。

  • 違約金が発生する場合がある
  • クリーニング代の請求が発生する場合がある

それぞれ順番に見ていきましょう。

違約金が発生する場合がある

礼金無料物件の中には、違約金が設定されている場合があります。例えば、1年未満の解約時であれば賃料の2ヶ月分、2年未満の解約時であれば賃料の1ヶ月分を支払うなどの期間に応じた違約金設定などです。

違約金発生については、契約書に記載されています。口頭説明や契約書記載の内容を覆すことは原則できないため、契約時にどのタイミングでどれくらいの違約金が発生するのかをしっかり確認しましょう。

クリーニング代の請求が発生する場合がある

礼金無料物件の中には、退去時に家賃の1ヶ月分のクリーニング代を請求するような契約がある場合も少なくありません。部屋を綺麗に使用していても、契約時にクリーニング代の請求に関する内容の説明があれば、支払わなくてはいけません。

礼金無料物件によっては、設定されているクリーニング代請求金額が高額な場合が多いです。退去前にトラブルに発展させないためにも、契約時に確認するようにしましょう。

賃貸の礼金に関するよくある質問

ここからは、賃貸の礼金に関するよくある質問を紹介します。賃貸の礼金に関するよくある質問は、以下の通りです。

  • 礼金の支払いが完了した後返金はある?
  • 敷金・礼金どちらも無料になる理由は?

礼金に関して疑問が残っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

礼金の支払いが完了した後返金はある?

礼金の支払い後、敷金のように返金されることはありません。

なぜなら、礼金は賃貸物件を貸してくれた大家さんや管理会社に対する報酬金になるからです。報酬金の場合、返還を求めるのは非常に不自然です。そのため、礼金は退去後に戻ってくることはありません。

敷金・礼金どちらも無料になる理由は?

敷金・礼金どちらも無料になる理由は、空室を埋める為の施策であることが原因です。貸主である大家さんからすると、空室が発生している賃貸物件を所有していても、利益が発生しません。空室が長くなるほど、赤字が大きくなるため、敷金や礼金を無料にして、空室リスクを埋めようと考えます。

賃貸物件の条件によっては、設備の劣化など、簡単に空室を解消できる問題ばかりではありません。
設備を刷新しようとすると、お金をかけて投資して導入する場合が多いので、比較的すぐに入居者を集められる可能性が高い敷金・礼金無料を実施している場合があります。

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礼金について理解し安く賃貸物件を借りよう!

今回は、賃貸物件の礼金に関する情報をすべて解説しました。礼金は、賃貸物件を貸してくれる大家さんに対する報酬金です。昔からの風習のようなものでもあるため、法律上の規則はありません。そのため、賃貸物件によっては半額や無料のケースがあります。

しかし、礼金無料だからといって全ての賃貸物件が好条件ばかりではありません。本記事でも紹介しましたが、礼金無料物件は入居者からの需要が低いケースがあります。また、礼金無料物件には以下の注意点もあります。

  • 違約金が発生する場合がある
  • クリーニング代の請求が発生する場合がある

礼金が無料だからといって、物件状況を見ずに契約をするのは危険です。礼金無料物件であっても、必ず内見を行い、契約書の確認も徹底するようにしましょう。


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