
「賃貸を探しているけれど、プロパンガスと都市ガスの違いがよく分からない…」
「プロパンガスが大半を占めるけれど、こんなに多いのはなぜ?」
「プロパンガスの料金を抑える方法について教えて!」
このような疑問や悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。
プロパンガスは、液化石油ガス(LPG)を使用したガスのことで、多くの地域で使用されています。
ガスは大きく分けて都市ガスとプロパンガスの2種類に分類されており、それぞれにメリット・デメリットがあります。
今回の記事では、プロパンガスのメリット・デメリットについて紹介していきます。
また、なぜ多くのエリアでプロパンガスが使用されているのか、プロパンガス使用時の料金、プロパンガス料金を抑える方法についても詳しく解説していきます。
賃貸で使用するガスは3種類

賃貸で使用するガスは、プロパンガスと都市ガスに分類されます。
プロパンガスとは、LPガスとも呼ばれる、液化石油ガス(LPG)を使用したガスのことです。
屋外に設置された設備にボンベを接続し、使用する時にはガス状態に変化。
空気より重いため、ガス感知器は床から30cm以内に設置することが義務付けられています。
プロパンガスは、以下の2種類に分かれます。
- 集中プロパンガス
- 個別プロパンガス
都市ガスと合わせて、それぞれの内容について紹介していきます。
集中プロパンガス
集中プロパンガスとは、1ヶ所にガスの入ったボンベを格納する建物(プロパン庫・ボンベ庫)があり、プロパン庫から地中配管を通して各住宅にプロパンガスを供給する仕組みのガスのことです。
集中プロパンガスにする場合、建物のどこかにプロパン庫を設ける必要があります。
建物全体を見たときに、プロパン庫があれば、集中プロパンガスを使用している可能性が高いです。
ガス利用者への供給は、都市ガスと似たような供給方法が使われています。
そのため個別プロパンに比べると集中プロパンでまとめて管理するためガス料金を抑えることができます。
個別プロパンガス
個別プロパンガスとは、プロパンボンベを各住戸に設置し、個別に配管・供給する方式のことです。
各住戸にプロパンボンベが設置されている場合は、個別プロパンガスが採用されていることがほとんどです。
ただ、アパートやマンションによってはプロパンボンベよりも大容量のバルクタンクを設置するケースもあります。
都市ガス
都市ガスとは、メタンを主成分とする天然ガスや海外から輸入している液化天然ガス(LNG)によって構成され、地下のガス管を通して供給されたガスのことです。
地中に埋設した導管を通して、各住戸にガスを供給します。
東京ガスや大阪ガスのエリアでは、都市ガスの使用がおこなわれています。
ガス会社がないエリアでは、ガスの供給が難しいため、プロパンガスがほとんどです。
賃貸で一般的に使用されるのはプロパンガス

賃貸で一般的に使用されるのは、プロパンガスです。
理由のひとつは導入費用で、都市ガスの初期費用が15万ほどかかるのに比べて、プロパンガスは契約にともない、ガス会社が初期費用を負担してくれる場合があります。
そのためオーナーにとってメリットにもなるため、プロパンガスが主流とされています。
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賃貸のプロパンガスの料金はどのぐらい?

プロパンガス料金消費者協会の試算によると、香川県のプロパンガス平均料金は9,205円であるのに対し、都市ガスは7,076円となっています。
1.3倍近く、プロパンガスの方がガス料金は高くなります。
プロパンガスの方がガス料金が高くなるのは、ガスボンベの運搬による人件費がかかってしまうからです。
人件費分、ガス料金を取らないと採算に合わず、事業として成り立ちません。
そのため、ガス管を通じて供給される都市ガスよりもガス料金が高くなります。
賃貸でプロパンガスを使用するメリット

賃貸でプロパンガスを使用するメリットは、以下の通りです。
- 災害時の復旧が比較的早い
- 熱量に優れている
順番に解説していきます。
災害時の復旧が比較的早い
プロパンガスは、災害時の復旧が比較的早くおこなわれます。
なぜなら、プロパンガスはボンベによって供給されるため、ボンベさえあれば使用が可能になるからです。
反対に、都市ガスはガス管が壊れてしまうと、ガス管の復旧まで使用ができません。
復旧工事やその後の点検には、時間がかかってしまうため、プロパンガスよりも復旧が遅くなります。
熱量に優れている
プロパンガスは、都市ガスの2倍以上、燃焼時の発熱量が高いと言われています。
加熱を必要とする溶接工場やレストランでも採用されており、自炊をよくするお部屋にあると便利です。
ただ、一般的な家庭用コンロには、250℃を超えると反応する自動調節センサーが付いています。
いくら熱量が強くても、250℃以上の加熱はできないため、時短料理にも限界があります。
賃貸でプロパンガスを使用するデメリット

賃貸でプロパンガスを使用するデメリットは、以下の通りです。
- 都市ガスよりも利用料金が高い
- 地域によって費用差が発生しやすい
デメリットも順番に解説していきます。
都市ガスよりも利用料金が高い
先述した通り、プロパンガスは都市ガスよりも料金が高くなります。
都市ガスは、ガス管の埋設まで完了すると、その後のメンテナンス費用はそれほどかかりません。
反対に、プロパンガスはボンベの交換やタンクへの供給などが必要になり、人件費が発生します。
都市ガスよりも人件費分が上乗せされるため、ガス料金が高くなります。
地域によって費用差が発生しやすい
プロパンガスは、地域によって費用差が発生しやすいガス方式です。
なぜなら、プロパンガスの場合、事業者が独自に運搬費や人件費などに上乗せしてガス料金を定めるからです。
都市ガスと異なり、事業者ごとの費用差が大きくなりつつあります。
とくに、競合が存在せず一社で独占しているエリアは、ガス料金を高くされても使い続けなければなりません。
賃貸のガス料金を抑える方法

賃貸に住んでいると、ガス代を抑えたいという方もいるでしょう。
ここからは、賃貸のガス料金を抑える方法を紹介します。
- ガス使用量を減らす
- オール電化物件に住む
1つずつ見ていきましょう。
ガス使用量を減らす
プロパンガス料金を抑えるなら、ガス使用量を減らすことを考えましょう。
ガス使用量を減らすための方法は、以下の通りです。
- 浴槽の湯量を減らす
- 浴槽のお湯を続けて利用する
- シャワーを出しっぱなしにしない
- 蓋や落とし蓋を利用して調理する
- 鍋の大きさに合わせて火力を調整する
ガスの使用は、お風呂やキッチンがほとんどです。
お風呂やキッチンは、毎日使用し続ける住宅設備です。
ガスの使用を避けることはできないため、上記5つの節約術を活用しましょう。
オール電化物件に住む
オール電化物件では、電気だけで生活できるためガス代がかかりません。
さらに、電力会社の多くは時間帯によって電気料金が異なるため、使用する時間を工夫すれば電気代を効率的に抑えることも可能です。
電気料金が一つにまとまることで、光熱費の管理も簡単になります。
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ガス代を抑える物件の探し方

実際に探すとなるとどう探したらいいんだろうとなりますよね。
本サイトを例に探し方の紹介をします。
CLASO.からの探し方
1. Google等の検索エンジンから「CLASO.」を検索
2. 条件から探すをクリック

3-1. 都市ガスで検索したい場合は、人気のこだわり条件の都市ガスをクリック

3-2. オール電化で検索したい場合は、その他のオール電化をクリック

4. 検索ボタンをクリック

ぜひ、サイトを活用して、好みの物件を探してみてください。
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プロパンガスの有無を確認し月々の支払に問題がないか確認しておこう!

プロパンガスは、日本各地で使用されているガス方式になります。
プロパンガスは、ガスボンベの運搬費や人件費によって、都市ガスよりも利用料金が高くなりやすいです。
料金の設定は事業者によって異なるため、エリアによって費用の差は大きく異なります。
ガス料金は月々かかってくる固定費の1つです。
賃貸を選ぶ際には、都市ガスとプロパンガスのどちらを使用しているのかに加え、プロパンガスの事業者も確認しておくと費用の相場が見えてきます。
月々の支払いを抑えるためにも、プロパンガスのメリットデメリットを知って賃貸物件を選びましょう。