
「プロパンガスとIHはどっちが安いの?」
「プロパンガスとIHのメリット・デメリットについて知りたい!」
「プロパンガスとIHのどっちを選べばいいのかわからない…」
このような疑問を抱えている方が多いのではないでしょうか。
プロパンガスとは、ガスをエネルギー源とした設備機器のことで、火が発生します。
IHとは、ガスをエネルギー源とした設備機器のことで、火が発生しません。
それぞれに、安全面や調理面などの違いがあります。
そのため、どっちを選べばいいのかわからないと感じている方も多いでしょう。
本記事では、プロパンガスとIHの費用面やメリット・デメリットについて紹介します。
プロパンガスとIHのどっちが一人暮らしに向いているのかについても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
【一人暮らし】プロパンガスとIHはどっちが安い?

プロパンガスとIHの費用が分かる比較表をまとめました。
プロパンガス | 約670円/1ヵ月 ※都市ガスは約490円/1ヵ月 |
IH | 約290~450円/1ヵ月 |
※1日30分、火力は中火と仮定
プロパンガスとIHでは、IHの方が安い費用で利用できる傾向にあります。
料金プランによっては、プロパンガスの方が安くなる場合もあるため、必ずしもIHの方が費用を抑えられるわけではありません。
都市ガスとは、「メタン」という気体を主な成分とする液化天然ガス(LNG)を原料としたもの。 道路の下などにあるガス管を通じて供給され、ガス管は都市を中心に整備されていることから、都市ガスと呼ばれています。 一方で、プロパンガスは、主に「プロパン」や「ブタン」という成分からなる液化石油ガス(LPG)が原料。 都市ガスと違って、LPGが入ったガスボンベを事業者が直接配送して使用する。 |
プロパンガスとIHの違いとは?

プロパンガスとIHの違いは、以下の通りです。
プロパンガス | ガスをエネルギー源にしており、火が発生する。 |
IH | 電気をエネルギー源としており、火が発生しない。 |
プロパンガスとIHでは、エネルギー源が大きく異なります。
見た目上の違いもあり、火が発生するのがプロパンガス、火が発生しないのがIHになります。
プロパンガスとIHのどちらにも、使用時のメリット・デメリットがあります。
お部屋選びでプロパンガスとIHのどちらにしようか悩まれる方は、使用時のメリット・デメリットを確認し、自分にぴったりな方を見極めましょう。
プロパンガスのメリット

プロパンガスには、以下のメリットがあります。
- 調理器具の買い換えが不要
- 停電時に使用できる
1つずつ順番に紹介していきます。
調理器具の買い換えが不要
プロパンガスは、ほとんどの調理器具に対応しているため、引っ越し時に買い替える必要がありません。
買い替えの手間やコストが発生しないため、長く調理器具を使用できます。
IHでは使用できない土鍋や陶磁器(セラミックス)の鍋も、プロパンガスでは使用できます。
料理の幅が広がるため、さまざまな料理を作る方には、プロパンガスがおすすめです。
停電時に使用できる
プロパンガスはガスをエネルギー源としているため、停電時でも使用できます。
地震や台風により、ガス管やガスボンベが損傷している場合には、ガスの使用ができません。
ガス管やガスボンベが安全な状態に限り、停電時でもプロパンガスの使用は可能です。
プロパンガスのデメリット

メリットがあるプロパンガスにも、以下のデメリットがあります。
- 掃除に手間がかかる
- 火災の恐れがある
順番に解説していきます。
掃除に手間がかかる
プロパンガスは凹凸が多い形状になるため、掃除に手間がかかります。
掃除の際には、五徳などのパーツを1つずつ外して、掃除をする必要があります。
細かな掃除が必要になるため、掃除の手間を減らしたい方はIHがおすすめです。
火災の恐れがある
プロパンガスは、火が発生します。
消し忘れによる火災やガス漏れのリスクがあるため、使用時には注意が必要です。
子供がいる家庭では、勝手に子供がガスを付けてしまうこともあります。
ガスを付けないように、小さな子供が1人で過ごさないような工夫を考えましょう。
最近は、消し忘れを防止する機能が付いたガスコンロもあります。
火の元に不安を感じる方は、火災を未然に防げる機能が付いたガスコンロを選びましょう。
IHのメリット

ここからは、IHのメリットを紹介します。
- 熱効率が高い
- 日々のお手入れが楽にできる
- 火災の恐れがない
- 夏場でも快適に使用できる
1つずつ順番に見ていきましょう。
熱効率が高い
IHは、熱効率が約90%と非常に高い数値を誇っています。
熱効率が高いことで、エネルギーのロスを少なくすることが可能です。
高火力で使用できるため、素早くお湯を沸かせられたり、調理が進められたりします。
日々のお手入れが楽にできる
IHは、天板に凹凸がありません。
サッと拭くだけで汚れが取れるため、日々の掃除が楽に済ませられます。
IHは燃焼によって水蒸気が発生せず、空気の対流もないため、油の飛び散りなども抑えられます。
また、ガラスコーティングされている製品も多いため、こびりついた汚れが付くことも少なくなっているのです。
火災の恐れがない
IHは火を扱わないため、火災やガス漏れの心配がありません。
火の消し忘れによる吹きこぼれや、立ち消えなどもないため、子供がいるご家庭でも安心して使用できます。
火災が発生すると、足腰が悪い高齢の方やペットが逃げ遅れてしまうことがあります。
火災の恐れがないIHは、高齢の方やペットがいるご家庭でも安心して使用できる電気設備です。
夏場でも快適に使用できる
IHは火を扱わないため、キッチンが暑苦しく感じることがありません。
夏場でも快適に使用できるため、料理が苦痛に感じることも少なくなります。
煙が発生しにくいため、換気の使用も最小限に抑えられます。
ガスコンロの暑さに悩まれている方は、IHの使用を検討してみてはいかがでしょうか。
IHのデメリット

ここまで、IHのメリットを紹介しました。
ここからは、IHのデメリットについて紹介していきます。
- IH対応の調理器具の準備が必要になる
- 停電時に使用できない
それぞれ順番に確認していきましょう。
IH対応の調理器具の準備が必要になる
IHは、全ての調理器具を使用できるわけではありません。
IH対応の調理器具のみが使用できるため、引っ越し時に買い替えが必要な場合があります。
基本的に、IHは鉄やステンレスなど金属製の鍋は使用できます。
鍋底に磁石のつかないアルミ製や耐熱ガラス、土鍋などは使用できないことが多いため、引っ越し前にIHでも使用できるかの確認をしておきましょう。
停電時に使用できない
IHは電力をエネルギー源にしているため、停電時に使用できません。
台風や地震などで停電してしまうと使用できないため、IHの代わりになるガスコンロを準備しておくことが大切です。
蓄電池を設置している住宅では、停電時でもIHを使用できる場合があります。
停電時の状況にならないと使用できるかは分からないため、念のためにガスコンロを備えておくと安心です。
プロパンガスとIHはどっちが一人暮らしに向いている?

プロパンガスとIHはどっちが一人暮らしに向いているのでしょうか。
ここからは、「安全性面」「料理面」をもとに、どっちが一人暮らしに向いているのかについて紹介していきます。
安全性面
プロパンガスとIHの安全性面を以下の表でまとめました。
プロパンガス | 火が発生するので、火災のリスクがある |
IH | 火が発生しないので、火災のリスクがない |
プロパンガスとIHは、火の発生有無の違いで分かれます。
火が発生するプロパンガスは、消し忘れによる火災のリスクがあります。
反対に、IHは火の発生がなく、火災の恐れもありません。
安全性面で考えると、一人暮らしはIHの方が向いています。
料理面
プロパンガス | ほとんどの調理器具が使用可能。料理の幅が広がる。 |
IH | 調理器具が限定される。料理の幅が狭まる。 |
プロパンガスは、ほとんどの調理器具が使用可能です。
炎の大きさを見ながら、火加減の調整ができるため、料理がしやすくなっています。
IHは、使用ができない調理器具があります。
IHの場合、アルミ製や耐熱ガラス、土鍋などは使用できないことが多いです。
それらの調理器具を使用する料理を作る場合には、新たにガスコンロを準備する必要があります。
また、炎の大きさを目視できるわけではないため、火加減の調整が難しくなります。
調理のしやすさや料理の幅を考えると、プロパンガスの方が一人暮らしにぴったりです。
プロパンガスとIHに関するよくある質問

最後に、プロパンガスとIHに関するよくある質問について、お答えしていきます。
2つの質問にお答えしますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
IHの電気代を節約する方法は?
IHの電気代を節約する方法は、以下の通りです。
- 余熱を利用した保温調理を行う
- 鍋に蓋をして調理をする
- 圧力鍋を使用する
- 電気代の料金プランを見直す
- 節電モードを活用する
IHは熱効率が高いため、長時間電気を使用することがありません。
プロパンガスに比べて、電気代は抑えられるものの、長時間使用していると、費用が積み重なります。
トータル費用を抑えるためにも、5つの節約術を取り入れてみましょう。
1口・2口コンロのメリット・デメリットは?
1口・2口コンロのメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット | |
1口 | 家賃を抑えられる。キッチンが狭くても、設置がしやすい。 | 機能や性能面で制限される場合が多い。 |
2口 | 複数の料理を同時進行で進められる。残り物をそのまま置いて置ける。 | 掃除が面倒。1つ1つのコンロのパーツを丁寧に掃除する必要がある。 |
1口コンロは、家賃が安いお部屋についていることが多いです。
そのため、家賃を抑えたいと考えている方におすすめです。
機能や性能面で制限される場合が多いため、普段自炊を良くする方や料理好きな方には、2口コンロがおすすめです。
2口コンロは、料理を同時進行で進められます。
お味噌汁を作りながら、お肉を炒めたりすることもできるため、効率的に調理を進めたい方におすすめです。
ただ、2口コンロは1つ1つのパーツを丁寧に磨く必要があります。
掃除が手間になるため、2口コンロではなく、IHを選ぶようにしましょう。
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プロパンガスとIHにかかる費用を比較し、一人暮らしだとどっちが安いかを見極めよう!

プロパンガスとIHでは、数百円程の費用の違いがあります。
使用量によって異なるものの、大きな差はありません。
とはいえ、料金プランによってプロパンガスの方が安くなることも考えられます。
プロパンガスとIHは、それぞれにメリット・デメリットがあります。
本記事の内容を参考に、どっちが一人暮らしに適しているのかを見極め、選択しましょう。