「間取りに記載されている表記が難しくて、よく分からない…」「おすすめの間取りについて教えてほしい」と考えている方も多いでしょう。お部屋選びを行う際、内見に加えて、間取りを見ることもあります。間取りを見る際、分からない部分があれば不動産会社に確認することもできますが、自分で見れた方が時間短縮につながります。そこで今回は、間取りの見方・読み方や間取りのそれぞれの部屋の意味、それぞれの間取りの概要とおすすめな人について紹介します。
まずは間取りの見方・読み方を知ろう
初めに、間取りの見方・読み方について紹介します。お部屋探しでは、間取りの見方・読み方が重要になるので、ぜひ参考にしてみてください。
部屋間取りで使われる名称「R」「L」「D」「K」の意味
お部屋の間取りで使われる名称は大きく分けて4種類に分類されます。それぞれの言葉と意味について、以下の表にてまとめました。
R(Room):ルーム | 個室を意味します。1R(ワンルーム)などに使用される。 |
L(Living):リビング | リビングルームを意味します。ソファやテレビなどのくつろぐ空間を想定している。 |
D(Dining):ダイニング | 食堂を意味します。テーブルや椅子があり、食事を取る空間を想定している。 |
R(Kithen):キッチン | 調理スペースや台所を意味します。 |
それぞれの名称を確認しておくことで、間取りの意味を少しずつイメージできます。上記表をぜひ確認しておいてください。
「DK」「LDK」の意味
「DK」「LDK」は、広さの目安となる面積を指しています。それぞれの詳しい情報は、以下の表にてまとめました。
DK(ダイニング・キッチン) | 台所・食堂の機能が一室に共存している部屋を指す。 | 【居室が1部屋の場合】 4.5畳(6.12㎡)~ 【居室が2部屋以上の場合】 6畳(9.72㎡)〜 |
LDK(リビング・ダイニング・キッチン) | 居間・台所・食堂の機能が一室に共存している部屋を指す。 | 【居室が1部屋の場合】 8畳(12.96㎡)~ 【居室が2部屋以上の場合】 10畳(16.20㎡)〜 |
「DK」「LDK」は、それぞれの意味合いと居室の広さが異なります。部屋選びで間取りを見るときには、「DK」「LDK」のどちらかをまず確認し、部屋の大きさが適しているかチェックしましょう。
その他の表記記号
次に、その他の表記について紹介します。間取り図で使用されるその他の表記は、以下の通りです。
- S:サービスルーム・納戸
- 玄:玄関
- CL:クローゼット
- WC:トイレ
- WIC:ウォークインクローゼット
- WTC:ウォークスルークローゼット
- PS:パイプスペース
- AC:エアコン
- EV:エレベーター
- SB:シューズボックス
- MB:メーターボックス
上記の表記は、間取り図でよく記載されています。表記記号を覚えておくことで、間取り図の理解も深まるので、上記の表記は基本知識として覚えておきましょう。
現況優先とは
現況優先とは、掲載されている物件情報に間違いがあった場合は、実際の状態が優先されるという補足事項のことになります。間取り図は正確な設計図ではないため、まれに誤った情報が記載されていることもあります。そのため、現況優先という文言がある場合には、現地に一度赴き、自分の目でお部屋の広さや配置などを確かめることが大切です。
間取りのそれぞれの部屋の意味とは
お部屋によって、間取りが設定されています。ここでは、以下の間取りの意味について紹介します。
- 1R(ワンルーム)
- 1K(ワンケー)
- 1DK(ワンディーケー)
- 1LDK(ワンエルディーケー)
1つずつ順番に見ていきましょう。
1R(ワンルーム)
1R(ワンルーム)とは、居室・キッチンの間に間仕切りがなく、一室になっている間取りのことです。1R(ワンルーム)は、トイレ・バスがセットになっていたり、キッチン設備がコンパクトになっていたりします。
その結果、居住スペースを広く確保でき、無駄のない空間スペースを確保できます。1K(ワンケー)や1DK(ワンディーケー)に比べると、家賃が低く設定されているため、家賃を抑えたい一人暮らしの方におすすめです。
1K(ワンケー)
1K(ワンケー)とは、居室とキッチンの間に間仕切りが設けられている間取りのことです。1K(ワンケー)は、玄関から室内が見えづらく設計されていたり、キッチンスペースがしっかりと確保されていたりします。
また、バス・トイレ別のお部屋も多くあるのが、1K(ワンケー)の魅力でもあります。プライバシー面を配慮したい方や自炊を日常的に行っている方におすすめの間取りです。
1DK(ワンディーケー)
1DK(ワンディーケー)は、1K(ワンケー)と同様に、居室とキッチンが仕切られており、食事スペースと就寝スペースを分けられる間取りになっています。食事と就寝空間を明確に分けられるスペースが確保できるため、余裕がある広さで過ごせます。
また、1DK(ワンディーケー)は、ダイニングテーブルを置くことも可能です。家具のレイアウトの自由度が高まるので、おしゃれなお部屋を目指している方におすすめです。
1LDK(ワンエルディーケー)
1LDK(ワンエルディーケー)とは、ダイニングスペースに加え、8畳以上の居室がある間取りのことです。食事スペースと就寝スペースがそれぞれ十分な広さで設けられています。家賃は高くなるものの、同棲カップルや新婚夫婦などでも一緒に暮らすことができる間取りでもあります。1LDK(ワンエルディーケー)の部屋の広さによっては、小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめの間取りです。
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それぞれの間取りでおすすめな人とは
ここまで、間取りについての紹介を行いました。ここからは、以下の間取りにおすすめな人について紹介していきます。
- 1R(ワンルーム)
- 1K(ワンケー)
- 1DK(ワンディーケー)
- 1LDK(ワンエルディーケー)
それぞれ順番に見ていきましょう。
1R(ワンルーム)
1R(ワンルーム)は、初めて1人暮らしをする方や家賃を抑えたい方におすすめです。1R(ワンルーム)には、最低限のスペースが設けられていることから、「家に帰って寝るだけ」という方にもぴったりです。1R(ワンルーム)といえば、部屋が狭いと思いがちですが、間仕切りがない分、室内に開放感が生まれます。開放感があることで、思ったよりも広く感じるため、なるべく大きな部屋に住みたいという方にも1R(ワンルーム)はおすすめです。
1K(ワンケー)
1K(ワンケー)は、居室と廊下を間仕切りで仕切っているため、玄関から室内を見られたくない方におすすめです。また、1K(ワンケー)には、キッチンスペースが設けられています。そのため、1K(ワンケー)は日常的に自炊をする方にもおすすめです。1K(ワンケー)には最新の設備が揃っているお部屋もあります。お部屋探しの幅も広がるため、さまざまな条件に答えられる間取りでもあります。
1DK(ワンディーケー)
1DK(ワンディーケー)は、食事と就寝のスペースをしっかりと分けたい方におすすめです。また、1K(ワンケー)よりも、キッチンのスペースを確保できるため、料理をストレスなく続けられます。1DK(ワンディーケー)は、収納スペースが広く確保されている間取りでもあります。荷物が多い方やお買い物が趣味な方は、1DK(ワンディーケー)の間取りを選んでみてはいかがでしょうか。
1LDK(ワンエルディーケー)
1LDK(ワンエルディーケー)は、パートナーやご夫婦で一緒に住むことを考えている方におすすめです。一緒にいる時間を確保したうえで、食事と就寝のスペースを明確に分けられます。1LDK(ワンエルディーケー)は、間取りのバリエーションが豊富です。ライフスタイルに合わせて間取りを選べることから、高い自由度で間取りを選びたい方におすすめです。
2人以上におすすめな間取り
ここからは、2人以上が住むのにおすすめな間取りについて紹介します。2人以上が住むのにおすすめな間取りは、以下の4つです。
- 2DK(二ディーケー)
- 2LDK(二―エルディー)
- 3DK(サンディーケー)
- 3LDK(サンエルディー)
それぞれ見ていきましょう。
2DK(二ディーケー)
2DK(二ディーケー)とは、4.5〜8畳未満のダイニングキッチンと居室が2部屋設けられている間取りのことです。居室をそれぞれの私室として使ったり、食事と寝室、リビングスペースの3部屋に分けたりできます。主に、お互いの時間を大切にしたいカップルや夫婦に人気で、家賃も2LDKに比べ、安く抑えられます。
2LDK(二―エルディーケー)
2LDK(二―エルディーケー)とは、10畳以上のリビングダイニングキッチンに加え、居室が2部屋設けられている間取りのことです。リビングダイニングキッチンは、10畳あるため、来客者が来ても広いスペースで過ごすことができます。2LDK(二―エルディーケー)は、お子さんがもう1人生まれたとしても、1部屋を子ども部屋として使用可能です。そのため、これから結婚を考えている方に、おすすめの間取りとなります。
3DK(サンディーケー)
3DK(サンディーケー)とは、ダイニングキッチンと居室が3部屋設けられている間取りのことです。2人暮らしの場合、居室が3部屋あるため、1部屋を寝室、2部屋を各自の部屋にすることが可能です。ルームシェアの場合、3人暮らしであれば各自の部屋を持つことができるため、問題なく住み続けられます。築古の物件の場合、居室1部屋が和室になっている場合もあるため、内見時に確認しておきましょう。
3LDK(サンエルディーケー)
3LDK(サンエルディーケー)は、リビングダイニングキッチンと3部屋の居室がある間取りのことです。居室を3部屋使用することで、それぞれの部屋を子ども部屋にしたり、私室にしたりなど、居室の選択肢の範囲が広がります。ただ、他の間取りに比べると掃除が大変であったり、家賃が高かったりするので、慎重に検討する必要があります。
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間取りで部屋を選ぶときのポイント
間取り図で部屋を選ぶとき、単にお部屋が広いなどという理由で選んでしまうと、住み始めた後に後悔してしまいます。ここでは、入居後に後悔しないよう間取り図で部屋を選ぶときのポイントを紹介します。
- 自炊をするなら広めの間取りを選ぶ
- シェアハウスを考えているなら部屋の数に注意する
- 収納スペースが確保されている
- 生活動線がスムーズに設定されている
1つずつ詳しく解説していきます。
自炊をするなら広めの間取りを選ぶ
自炊をする場合、1R(ワンルーム)や1K(ワンケー)にある一般的なキッチンよりも、大きめなキッチンが設置されている間取りを選びましょう。大きめなキッチンが設置されている間取りの場合、余裕のある家事動線が設けられています。そのため、狭くて通りづらいという状態がなくなります。自炊をする方は、2DK(二ディーケー)以上のお部屋を選びましょう。
シェアハウスを考えているなら部屋の数に注意する
シェアハウスを行う場合、それぞれの私室が確保できる間取りを選びましょう。たとえば、3人でシェアハウスを行うのであれば、3DK(サンディーケー)以上の間取りを選ぶ必要があります。どれだけ仲が良い関係であっても、それぞれのプライバシーが確保されていなければ、揉める原因となります。そのため、シェアハウスを考えているなら人数に応じた部屋の数が確保できる間取りを選びましょう。
収納スペースが確保されている
収納スペースが確保されていることも、間取りを選ぶうえで重要です。収納スペースが確保されている物件の場合、荷物が多い方でも難なく収納することができます。仮に、荷物量に対し、収納スペースが確保されていない場合、部屋のスペースに荷物を置かないといけなくなるため、広いお部屋でも狭くなります。空間を圧迫する恐れがあるので、内見時に収納スペースを確認しておきましょう。
生活動線がスムーズに設定されている
生活動線とは、普段の生活で良く移動する場所や流れを示した道筋のことです。たとえば、朝起きてトイレに行くまでの道筋も、生活動線の1つに該当します。生活動線がスムーズに設定されていないお部屋の場合、入居者が暮らしづらいと感じやすくなります。普段の生活からストレスが溜まる原因になるため、内見時には実際にどのような暮らしになるのかをイメージし、生活動線が悪くないか確認することが大切です。
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部屋の間取りに使われる名称を理解し自分にピッタリな間取りを選ぼう!
今回は、間取りの見方・読み方や間取りのそれぞれの部屋の意味、それぞれの間取りの概要とおすすめな人について紹介しました。間取りはお部屋選びを行う際に、必ず目にする内容になります。分からない箇所があれば、不動産会社に確認できるものの、間取り図の内容が自分のなかで分かっていれば、お部屋のイメージもすぐに湧きます。そのため、ぜひ本記事を参考にしていただき、間取り図の名称を覚えてみてください。