賃貸物件を探している方にとって、
「フリーレントって何だろう？」
「フリーレント物件はどう探すの？」
と思っている方も多いでしょう。

フリーレント物件はお得に賃貸物件を借りることができるため、賃貸物件を検討している多くの入居者からの需要が高まりつつあります。
そこで今回は、フリーレント物件の概要やメリット・デメリット、探し方などについて詳しく解説します。さらに、フリーレント物件に関するよくある質問についてもお答えしていますので、是非最後までご覧ください。

フリーレント物件とは

フリーレント物件とは、入居後一定期間で賃料が無料になる賃貸物件のことです。
一般的に家賃の1〜3ヶ月間が無料になるケースが多いです。
賃貸物件の状況や不動産会社によっては、3ヶ月以上の期間の家賃を無料にしてくれるケースもある場合があります。フリーレント物件に興味がある方は、不動産会社に賃料の無料期間の交渉を実施してみると良いでしょう

フリーレント物件のメリット

フリーレント物件のメリットを見ていきましょう。

メリットを確認しておくことで、お得に活用することができます。
順番に見ていきましょう。

初期費用が抑えられる

フリーレント物件は入居時の家賃が無料になることで、初期費用が抑えられます。一般的に初期費用は家賃の5〜6ヶ月分かかると言われています。引っ越しには金銭面で大きな負担がかかるため、できるだけ家賃にかかる費用は抑えたいものです。

フリーレント物件では、数か月間の家賃が無料になるため、入居翌月の家賃が初期費用に含まれません。家賃が初期費用から除かれるだけで、負担額も軽減されるため、初期費用を抑えたい方にフリーレント物件は非常におすすめです。

引っ越しが余裕を持ってできる

フリーレント物件は、入居後数か月間の家賃が無料になるため、入居と解約のタイミングにそれほどこだわる必要がありません。

フリーレント物件は引っ越しの解約期間が過ぎたとしても、家賃の二重払いになりません。家賃の二重払いを気にすることなく、引っ越しを焦らずできるのも、フリーレント物件のメリットと言えるでしょう。

二重の家賃が発生しない

フリーレント物件は、引っ越し時に二重の家賃が発生しません。
というのも、一般的に退去手続きは、退去する1ヶ月前に申請しなくてはいけません。※物件によって違いますので契約書をご確認ください。
退去する1ヶ月前を過ぎた状態で退去手続きを進めた場合、家賃の二重支払いが発生します。

フリーレント物件は、入居後数か月間の家賃が無料です。そのため、退去手続きが過ぎたとしても、引っ越し前の家賃支払いのみで済みます。
そのため、退去タイミングが明らかになってない場合などに、フリーレント物件はおすすめです。

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フリーレント物件のデメリット

フリーレント物件にはメリットがある一方、デメリットもいくつかあります。
きちんと理解して物件を選びましょう。

解約時に違約金が発生する可能性がある

フリーレント物件の場合、解約時に違約金が発生する可能性があります。
フリーレント物件には短期解約金がセットで特約に入っているケースが多いです。無料期間だけ住んで、すぐに別のフリーレント物件に引っ越そうという場合を防ぐためでもあります。

一般的に短期解約金の期間は1〜2年間に設定されています。1〜2年間の間に、急な転居の可能性がある場合は、フリーレント物件を避けることをおすすめします。
違約金については契約書に記載されていますので、契約時にしっかり確認しておきましょう。

管理費・共益費・退去費用の支払いは必要

フリーレント物件で無料になるのは基本的に家賃のみです。管理費・共益費・退去費用は別途かかります。

フリーレント物件でよくあるトラブルは、管理費・共益費・退去費用の支払い忘れです。支払いを忘れると、管理会社や保証会社より催促がくるため、注意が必要です。

初期費用の支払いについてもそうですが、口座振替やクレジット決済の設定ができるまでは、支払いを忘れないようにしましょう。

取り扱い物件数が少ない

フリーレント物件は取り扱い物件数が少ないです。そのため、希望に合ったフリーレント物件を探すのに苦労する場合もあります。
後述いたしますが、フリーレント物件は閑散期の間に選択肢が増加します。空室リスクが高い時期でもありますので、不動産会社に相談してみることで、通常の賃貸物件がフリーレント物件に変わることもあるかもしれません。

家賃が割高になってしまうケースがある

物件によっては当てはまらない場合もありますが、フリーレント物件は、一般的な賃貸物件よりも家賃が高く設定されていることがあります。最初の数か月間はお得に見えても、長期間住み続けるとトータル費用が高くなることもあり、割高になります。

そのため、家賃にこだわって賃貸物件を探す場合には、長期的視野で賃貸物件を見て比較するようにしましょう。

フリーレント物件の探し方

ここまでフリーレント物件とは何か、そのメリットデメリットを解説してきました。

フリーレント物件が気になってきましたか？
では、メリットとデメリットを踏まえて、フリーレント物件を探してみましょう。
どのように探したらよいか、解説していきます。

閑散期に物件を探す

不動産会社の閑散期には、物件を決めてもらいやすくするためにフリーレント物件が増えやすいです。
閑散期は5〜7月・10〜12月になります。

フリーレント物件は、空室リスクを抑えるために行う対策の1つです。大家さんからすると、空室が続いている賃貸は収入がゼロのままになるため、入居者を一刻も早く集めたいと考えます。そのため、入居者がお得に物件を借りられるフリーレント物件で集客を考えるのです。

そのため閑散期に交渉することで、入居者がいない賃貸物件をフリーレント物件にしてもらえることもあります。反対に、物件の入居が続いている賃貸物件はフリーレント物件になりづらいといった側面もあります。

賃貸物件の安い時期について解説した記事はこちら↓↓
https://www.global-center.co.jp/claso/usefulcolumn/detail/351

不動産会社に相談する

フリーレント物件を簡単に探すのであれば、不動産会社に相談するのが手っ取り早いです。

様々な条件をもとに、入居者様に合ったフリーレント物件を提案してもらえます。フリーレント物件を探してもらう場合、お部屋の希望条件と予算をあらかじめ確定した状態で「フリーレント付きの賃貸物件を紹介してほしい」と伝えるだけです。フリーレントが付いていない物件だったとしても、検討してもらえる場合もあります。

物件を探す手間や時間を抑えたい方は、不動産会社に相談するようにしましょう。

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フリーレント物件をおすすめしたい人

フリーレント物件をおすすめしたい人は、以下の通りです。

• 急な引っ越しの予定がない
• 初期費用を抑えたい
• 物件の条件や内容にこだわりが少ない
• 二重家賃の支払いを控えたい
• 引っ越しでバタバタしない

フリーレント物件は、入居後数ヶ月間の家賃が無料になる代わりに解約違約金が設定されています。急な引っ越しが発生してしまうと、解約違約金の支払いが発生してしまうため、注意が必要です。

また、フリーレント物件であれば旧居と新居の二重家賃が発生しません。初月や2ヶ月目の負担が大幅に軽減するため、金銭的に不安を感じている方にもおすすめです。

フリーレント物件をおすすめしない人

フリーレント物件をおすすめしない人は、以下の通りです。

• 新築や築浅の綺麗な物件に住みたい
• 好立地の物件を探している
• お部屋に関するこだわりが強い
• 転勤などにより急な引っ越しが発生する可能性が高い

フリーレント物件は、入居率が低い物件を対象に設定されることが多いです。築古の物件に設定されていることが多いため、建物自体の老朽化が進んでいる可能性が高いです。また、フリーレント物件は駅から遠かったり、設備機器が古かったりすることがあります。そのため、好立地の物件を探していたり、お部屋に関するこだわりが強い人には向いていません。

フリーレント物件は、早期の退去の場合に解約違約金が発生する可能性が高いです。そのため、転勤などにより急な引っ越しが発生する可能性が高い方は、フリーレント物件への入居をしっかりと検討しましょう。

フリーレント物件に関するよくある質問

では、フリーレント物件に関するよくある質問を見ていきましょう。

フリーレント物件はどうして無料になりますか？

フリーレント物件は、空室リスクを抑えるための方法として実施されます。

大家さんにとっては、所有しているお部屋の空室期間が長くなると、家賃収入が発生せず損が続いてしまいます。損を最小限に抑えるためにも、入居後数か月間は家賃を無料にし、入居者を集めるといった方法が取られているのです。

入居者側からしても、フリーレント物件は「二重家賃が発生しない」「初期費用が抑えられる」など様々なメリットがあります。一般的な賃貸物件に引っ越しするとなると、引っ越しした月にまとまった出費がかさみます。フリーレント物件は入居者側・大家さん側どちらにもメリットが多い空室対策になるのです。

フリーレント物件を探す際の注意点はありますか？

インターネットにフリーレント物件として掲載されていない場合、交渉次第ではフリーレントになる場合もありますが、基本的には難しいと思っておいた方がよいです。
フリーレント物件は、賃貸の空室リスクが発生しやすい閑散期に増える傾向にあります。賃貸物件の各検索サイトでも、情報が更新され次第アップされると思います。自分で情報収集をしてよくチェックしておきましょう。

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フリーレント物件のメリット・デメリットを確認し上手に活用しよう！

今回は、フリーレント物件の概要やメリット・デメリット、探し方などについて詳しく解説しました。
メリットの多いフリーレント物件ですが、デメリットもあります。解約時に違約金がかかったり、家賃が割高になってしまったりする場合もありますので、よく契約書の内容を確認しておきましょう。

ぜひ今回の内容を参考にフリーレント物件を探してみてください。