賃貸物件を探す際、
「和室・洋室のどちらを選べばいいのかわからない…」
「和室やフローリングの使い方について教えてほしい!」
という方も多いでしょう。
お部屋探しするときには、大きく分けて和室・洋室の2種類のお部屋に区分されます。それぞれに良さはあるものの、最近は洋室のお部屋が主流となってきています。
そこで今回は、賃貸物件で和室と洋室を選ぶメリット・デメリットについて詳しく解説します。
さらに、賃貸物件で畳・フローリングに変更する時の注意点や和室の雰囲気を変える方法についてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
賃貸物件で和室(畳)を選ぶメリット・デメリット
初めに、賃貸物件で和室(畳)を選ぶメリット・デメリットについてご紹介します。和室付きの賃貸物件を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
メリット
賃貸物件で和室(畳)を選ぶメリットは以下の通りです。
- 遮音効果を得られる
- 調湿効果を得られる
- 収納スペースを広く確保できる
- 家賃を安く抑えられる
- 畳の匂いでリラックスできる
和室付き賃貸物件は、フローリングのみのお部屋よりも家賃が安い傾向にあります。そのため、できるだけ家賃を安く抑えたい方におすすめです。また、和室は遮音効果や調湿効果が高い空間になります。ジメジメした空間が苦手といった方は和室付き賃貸物件を利用しましょう。
さらに和室では押し入れのような収納スペースも用意されています。荷物が多い方におすすめです。また、畳にはリラックス効果を与える匂い成分が含まれています。実家を思い出すような気持ちになれるため、リラックスして落ち着きたい空間としてもおすすめです。
ファミリーに特におすすめなのが、遮音効果を得られ、子供が転んでも痛くなりにくい点です。畳は子どもの足音や遊ぶ音の緩和剤になります。フローリングよりも柔らかいので、転んでしまった時にも安心です。
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デメリット
賃貸物件で和室(畳)を選ぶデメリットは以下の通りです。
- 飲料水を畳にこぼすとシミになりやすい
- ホコリが立ちやすい
- 重量のある家具やキャスター付きの家具の設置は難しい
畳は湿気を吸収しやすい素材になるため、水や飲み物をこぼすとシミになりやすいです。しかし、すぐに拭き取ることでシミを防げます。
また、畳はホコリが立ちやすい空間でもあります。ホコリが発生したまま放置していると、ダニが湧く原因にもなるため、こまめな掃除と定期的な換気が必要です。
また、畳は重量のある家具やキャスター付きの家具を設置してしまうと、跡が付きます。畳を傷つける原因になるため、使用する家具は慎重に検討する必要があります。
賃貸物件でフローリングを選ぶメリット・デメリット
次に、賃貸物件でフローリングを選ぶメリット・デメリットについてご紹介します。和室とは異なった点が複数あるので、ぜひご覧ください。
メリット
賃貸物件でフローリングを選ぶメリットは以下の通りです。
- 掃除がしやすい
- メンテナンスが容易にできる
- ダニが発生しづらい
- 家具の設置跡がつきづらい
フローリングの場合、飲み物をこぼしても表面がツルツルした素材になっているため、拭き取りしやすくなっています。フローリングは掃除がしやすくダニが発生しづらい床です。そのため、掃除が苦手な方や長期的使用を考えている方はフローリングの賃貸物件がおすすめです。
また、畳とは異なりフローリングは家具の設置跡がつきづらい素材になっています。家具を自由に選べるため、おしゃれな空間にしたい方におすすめです。
デメリット
賃貸物件でフローリングを選ぶデメリットは以下の通りです。
- 水濡れに弱い
- 足が疲れやすい
- クッション性のないフローリングは足音などの生活音響きやすくなる
フローリングは水分を吸収して変色や膨張します。水濡れした後は、すぐにしっかりと乾拭きすることが必要です。
また、フローリングは畳のように柔らかい素材ではありません。踏み心地が固いため、足が疲れやすくなっています。冬になると、フローリングの表面が冷えますので裸足での移動は冷たいです。
また、フローリングはクッション性がないため、足音などの生活音が響きやすくなります。賃貸物件の場合、足音が下階に響きます。トラブルに発展してしまうことも少なくないため、カーペットやタイルなどの防音素材を敷いておきましょう。
賃貸物件で畳・フローリングに張り替える方法
ここからは賃貸物件で畳・フローリングに張り替える方法についてご紹介します。賃貸物件になるため、部屋を傷つけるようなDIYはできません。部屋を傷つけない方法でできる畳・フローリングの貼り替え方法をご紹介しますので、是非参考にしてください。
畳をフローリングに張り替える場合
畳をフローリングに張り替える場合、床のリフォームが必要になります。しかし、賃貸物件の場合、リフォームはできません。そのため、畳をフローリングに変えるのであれば、フローリングタイルの使用を検討しましょう。
フローリングタイルであれば、フローリングに変えたい場所に置くだけで畳をフローリングに変えられます。裏面に滑り止めの加工をしている製品であれば、接着剤を使用する必要がありません。畳をフローリングに変える簡単な方法になるので、賃貸物件で畳をフローリングに張り替える場合はフローリングタイルの活用を検討しましょう。
フローリングを畳に張り替える場合
畳をフローリングに張り替える場合と同様、賃貸物件ではリフォームができません。そのため、フローリングを畳に張り替えたい場合は、置き畳を使用しましょう。置き畳はデザインや表面素材が豊富に取り揃えられています。そのため、フローリングの一部に置き畳を設置することで、和と洋どちらも取り入れた室内空間が完成します。しかし、置き畳はフローリング表面を傷つける恐れがあるため、設置には十分に注意してください。
賃貸物件で和室をフローリングにする際の注意点
賃貸物件で和室をフローリングにする際の注意点は、以下の4つです。
- 冷え対策・湿気対策を怠らない
- 管理規約に応じた防音基準でフローリングを選ぶ
- 無理にDIYで畳を剝がさない
- 床のみのフローリングは違和感が生まれることがある
注意点について1つずつ見ていきましょう。
冷え対策・湿気対策を怠らない
賃貸物件で和室をフローリングにする際、冷え対策・湿気対策を怠らないようにしましょう。畳の場合、冬の時期でも冷たさを感じにくいですが、フローリングだと思った以上に足元が冷たく感じます。
また、フローリングの場合は畳のように内部に空気を取り込めないため、外気にすぐに左右されます。賃貸物件の場合は、床下暖房をつけることもできません。そのため、カーペットを購入するか、裸足で歩かないようにするかの対策をおこないましょう。
管理規約に応じた防音基準でフローリングを選ぶ
賃貸物件で和室をフローリングにする場合、管理規約に応じた防音基準でフローリングを選びましょう。床一枚で構成されている賃貸物件の場合、足音や物音が響きやすくなっています。そのため、せっかく畳にフローリングを敷くのであれば、足音や物音が伝わりにくい製品を選ぶようにしましょう。
フローリングを選ぶ際「L値」を確認しておいてください。L値とは、遮音性能を示す数値のことです。数値が低いほど、遮音性能が高いフローリング製品になります。賃貸物件の場合、L値は40〜45が一般的です。フローリングを選ぶ際の参考としてL値を覚えておきましょう。
無理にDIYで畳を剥がさない
和室をフローリングにする場合、無理に畳を剥がさないようにしてください。賃貸物件の場合、床や壁などを傷つけると、退去時に修繕費を求められます。自己判断でDIYをおこなってしまうと、高額の修繕費を請求されることに繋がるため、絶対にやめておきましょう。
和室をフローリングにするのであれば、畳の上にフローリングを敷くことをおすすめします。前述のとおり裏面に滑り止めの加工が施されている製品であれば、畳を傷つけることなく、使用できます。
床のみのフローリングは違和感が生まれることがある
床のみフローリングにすると、違和感が生まれてしまうことがあります。
和室と洋室では壁や天井などが大きく異なります。そのため、雰囲気を揃えたいのであれば、畳だけではなく和室全体の雰囲気を変える必要があります。
和室の雰囲気を変える方法は、以下よりご紹介します。
和室の雰囲気を変える4つの方法
和室の雰囲気を変える方法として以下の4つが挙げられます。
- 襖を取り外す
- 障子をロールスクリーンに変える
- 洋風家具や小物を置いてみる
- タイルやカーペットで一部をフローリングに帰る
入居後に和室の雰囲気を変えたい方は、ぜひ参考にしてください。
襖を取り外す
襖を取り外すことで和室の雰囲気を変えることができます。
襖は部屋と部屋を仕切る役割として使用されています。そのため、襖を取り外すことで広い空間を取り入れることが可能です。また、和室と洋室が襖で区切られている場合に襖を取り外すことができれば、より和と洋を組み合わせてオリジナリティ溢れる空間に変化します。
襖を取り外す際、原状回復のためにも取り外した襖を残しておく必要があります。捨てたり、壊したりすると修繕費がかかるため、大事に保管しておきましょう。
障子をロールスクリーンに変える
障子をロールスクリーンに変えるのも、和室の雰囲気を変える手段として有効的です。ロールスクリーンは平面的で凹凸が少ないため、使用箇所にすっきりとした印象を与えられます。また、デザインも多数取り揃えられているため、選ぶデザインによってはお部屋をおしゃれな空間に変えられます。
賃貸物件の場合、ロールスクリーンを設置するために壁や天井に穴は開けられません。そのため、突っ張り棒などを利用し、傷をつけない形で設置しましょう。
洋風家具や小物を置いてみる
和室に洋風家具や小物を置いてみることで、お部屋の雰囲気を変えられます。例えば、洋風のソファーやテーブルなど大型家具は、お部屋の印象を一気に変化させます。重量のある家具は跡が付きやすいのがデメリットですが、机や椅子を置いてはダメ、というわけではありません。
和室であっても、ワークスペースとして活用もできます。また、花瓶や置物、絵などの小物類を置くことも雰囲気を変えるのに最適ですし、照明機器なども和室の雰囲気を変える方法としておすすめです。シーリングライトだけでなく、スタンドライトで雰囲気を変えることもできます。照明を変えるだけで1日を通しての部屋の雰囲気を変えてくれるので、和室の雰囲気をガラッと変えたい方におすすめの方法です。
タイルやカーペットで一部をフローリングに変える
タイルやカーペットで一部をフローリングに変えることで、和室の雰囲気を変化させることができます。フローリング調のタイルやカーペットは、スペースを確保し、設置するだけです。接着材を使用することがないため、畳を傷つけることがありません。また、タイルやカーペットのフローリングには防虫や防カビ加工が施されているケースが多いため、畳に発生しやすいダニの発生を防げます。
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今回は、賃貸物件で和室と洋室を選ぶメリット・デメリット、和室をフローリングにする際の注意点、和室の雰囲気を変える方法についてご紹介しました。お部屋探しでは、和室と洋室のどちらかを選ぶかによって家賃が変わります。また、部屋の使い方や住み方も変わるのです。今回の記事を参考に、和室・フローリングそれぞれの良さを確認し、メリット・デメリットを踏まえてお部屋探しをおこないましょう。