賃貸物件のベランダに目隠しを設置する方法とは?アイテムの種類や注意点を解説


賃貸物件におけるベランダは、特に気にしていない人もいるかもしれませんが、通行人や隣人から丸見えになることがある箇所です。

ベランダにアウトドアチェアーなどを置いてゆっくりとくつろぎたいと思っている人も、外から見えるのが心配でそれができないという人もいるでしょう。

そんな人におすすめなのが、ベランダの目隠しとなるアイテムです。今回は、賃貸住宅のベランダにおける目隠しについて解説しています。

目隠しをしないでいると、どんなデメリットがある?

「部屋の中が外から丸見えだったら嫌だけど、ベランダは隠す必要ないのでは」「外に洗濯は干さないし大丈夫だろう」と考えている人もいると思います。

しかし、ベランダの目隠しを疎かにすると、いくつかのデメリットが生じる可能性も、なきにしもあらずです。

では、賃貸物件のベランダの目隠しをしなかった場合のデメリットとは何か見ていきましょう。

プライバシーの漏洩

天気の良い日に日光を浴びたい・くつろぎたいと思ってベランダに出ると、ラフな格好の自分が通行人に見られてしまう失敗をします。寝起きのボサボサの髪型、ヨレヨレの家着のままベランダに出て、外の通行人と目が合ってしまうと恥ずかしいですよね。

このように、ベランダに目隠しをしないと、普段は隠しているプライバシーを見られてしまう弊害が発生します。ベランダでくつろぎたいから広々としたベランダの賃貸物件を選んだのに、満足にベランダを利用できなくてストレスがたまることにもなるのです。

ベランダの目隠しはプライバシーのガードになります。

盗難の可能性が高まる

ベランダの目隠しがないと、賃貸住宅の立地によっては、奥の部屋が丸見えになることもあります。この場合、「あの時間帯は家にいる」「その時間帯は家に子どもしかいない」ということも把握できるために、盗難の被害にあう可能性もあるでしょう。

ベランダの目隠しは、防犯の役割もしてくれます。

ベランダのどこを目隠しするといい?

ベランダの目隠しをすると決めた際、具体的にどの部分を重点的に隠せばいいのか、事前に把握しないといけません。

どの部分を隠すかは、その人のライフスタイルなどによって変化します。隠す作業を行う前に、自分の物件のベランダ全体をあらためてチェックすることが大事です。

では、ベランダ目隠しをする代表的な部分はどこなのか、次より説明しましょう。

ベランダの柵の部分

ベランダの柵の部分がコンクリートタイプなどの見えないタイプであれば問題ないですが、柵タイプの場合は、棒と棒の間からベランダ内が丸見えになってしまいます。

外から柵の間が丸見えになるのが気になる人は、その間を隠さなくてはいけません。

ベランダの柵より上の部分

賃貸物件が大きな道路に面していて車や人通りが多い場合、多くの通行人にベランダを見られてしまいます。そのような場合はベランダの柵部分だけでなく、柵の上の部分も隠したいと希望する人は少なくありません。

屋根までの部分

プライバシー保護、盗難防止などを徹底したい人は、ベランダの目隠しをベランダの屋根まで、つまりベランダ全体の目隠しを希望する人もいます。

ベランダ部位が完全に隠されるため、ラフな格好をしてベランダに出ても外から見られることはありません。

目隠しアイテムの種類

実際にベランダの目隠しをしようと思っても、どのように目隠しをしていいのかわからない人もいるでしょう。

ベランダ目隠しを希望する人のために、各メーカーからベランダ目隠し用アイテムが販売されていることを、ご存知でしょうか。ベランダ目隠しアイテムは一種類ではなく、その人のニーズに合わせて多様なアイテムがあります。

では、ベランダ目隠しアイテムはどのようなタイプがあるのか、次よりアイテムの種類・特徴を紹介しましょう。

シート

ベランダ目隠しの代表的アイテムと言われているのが目隠しシートです。別名シェードとも呼ばれています。シートで目隠しをするメリットは、手間がかからず費用もお手頃なところです。

設置方法は、紐で縛り付けるだけなので、簡単にベランダへの取り付けが可能です。紐を縛る・ほどくだけで取り付け・取り外しができるので、ベランダを傷つけることもありません。

シートにプリントされた模様は、カラフルなものから木目調のものまでさまざまな種類があり、多くのタイプの中から選ぶことが可能なので、自分好みのものが見つかるでしょう。

紐で取り付けられているだけで、ベランダ全体にしっかりと固定されているわけではないため、強風に弱いというデメリットがあります。あまりにも風が強い日は取り外さないといけない場合もあるでしょう。

すだれ

古くから日差し防止、部屋の指揮用の道具として使用されているすだれは、ベランダの目隠しにも使えるアイテムです。

すだれは、アシ・細く切った切った竹などを並べて糸で編み上げて構成されていますが、近年では、プラスチックシリコンなどの素材で作られているものもあります。プラスチックなどのすだれは竹などに比べると劣化具合が遅く、使い勝手も良いのが特徴です。

すだれは、その和風テイストな独特な存在感により、日差しよけなどの機能面だけでなく、部屋のインテリアとしても重宝されています。また、近年では洋風のすだれもあり、こちらもインテリアとして通用するデザインなので、洋風なものが好みの人におすすめです。

ベランダへの設置方法は、紐で取り付けて吊り下げるだけなので、簡単に取り付け・取り外しが可能です。通気性も良いためにベランダを隠しても風通しの良さを保てます。

シートと同様、強風の場合は吹き飛ばされる危険性があるために、風が強い日は放置せずに取り外す必要があるでしょう。

ラティス

かつてのガーデニングブームの時に浸透したアイテムが、ラティスです。ラティスとは、格子状フェンスのことで、木製・人口樹・金属製などがあります。格子状なので目隠しの機能を果たしつつ風通しもキープできて、なおかつ設置するだけでベランダが一段とおしゃれな空間に変身できるのがメリットです。

ラティスの種類は先述した素材のタイプに加えて、ベランダに金具で取り付けるフェンスタイプ・土台があるために置くだけで設置が完了するタイプなどがあります。また、土台が収納ボックスになっているタイプ、伸縮自在で置き場所を取らないタイプなどもあり、予算の都合で選ぶことが可能です。

シートなどに比べると値段が高い・小さな子どもがよじ登って怪我をする可能性もあることがデメリットといえるでしょう。木製のラティスは観葉植物と相性が良いために、多様な植物を配置すると癒しの空間ができあがります。

目隠しパネル・パーテーション

部屋を区切る役割をするパネル・パーテーションは、ベランダの目隠しアイテムとしての使い道もあります。折りたたみ式のものもあるため収納の場所を取らない・ただ置くだけなので設置の手間がかからないことがメリットです。

また、インテリア度も高いために、設置するだけでおしゃれな空間を演出できる効果もあります。

ルーバー

羽板を並べたよろい戸状のものがルーバーです。ラティスのように格子状になっていないために、外からの視線を完全にシャットアウトでき、それでいて羽板が斜めに取り付けられているため、通気性も低くはありません。

外部からの視線をシャットアウトできるのはメリットではありますが、こちらからも外部が見れなくなり、日当たりが悪くなるなどのデメリットもあります。インテリアとしての存在感もあるため、置くだけでスタイリッシュさが増すのも特徴です。

植物

ベランダに植物・観葉植物を配置して育てるのが好きな人は、それらを発展させて目隠しとしての役割にさせることも可能です。緑の多い生活は人に潤い・癒しを与えてくれますが、ベランダに数多くの植物を配置すれば、外部の視線を遮断する目隠しの役割もしてくれます。

ただし、ただの目隠しの道具として観葉植物を大量に購入する・ただのファッションとして植物を配置すると、すぐに枯れてダメになってしまうでしょう。本当に植物を育てるのが好き・これから手間がかかってもいいから植物に囲まれる生活をしたいという考えであれば、観葉植物を目隠しにするのもいいでしょう。

ベランダの目隠し設置における注意点

ベランダの目隠しをしようと思いついても、すぐに目隠し用アイテムを購入してはいけません。賃貸住宅のベランダはどれも同じようでいても、実はさまざまなタイプがあります。事前に自分のベランダがどんなタイプであるか、確認しないといけません。

では、ベランダの目隠しをする際、具体的にどのような点に注意すべきか、以下よりそのいくつかの注意点について、説明しましょう。

どこを隠すか計画する

ベランダの目隠しをする場合、具体的にベランダのどの部位を隠すか、事前に決めておきましょう。先述した通り、ベランダの目隠しをする部位は、以下の通りいくつかの候補があります。

  • 柵部分(格子)
  • ベランダの柵より上の部分
  • 屋根までの部分

ベランダ目隠しをする際は、隠す範囲に合わせたアイテムを購入しなくてはいけません。柵部分を隠す程度であれば安い価格のシートでも問題ありませんが、屋根までの部分(ほぼ全体)を隠したい場合は、より本格的なアイテムを購入する必要があります。

また、ただ目隠しをするという機能性だけでなく、見た目のおしゃれさも重視したい場合は、目隠し設置後にどのような仕上がりになるのか、事前に想定しなくてはいけません。

そして、隠す部位が具体的にどれくらいの長さ・幅なのか、事前に計測して確認することが重要です。計測をしないで目隠し用アイテムを購入した場合、実際に設置した際に、長さ・幅が足りない、あるいはアイテムが大き過ぎて余ってしまうなどの失敗を招きます。

目隠しアイテムを購入する前に、ベランダの隠す対象の部位をしっかりと計測して、その長さ・幅に見合ったアイテムを探すことが大事です。

天候の変化に注意

ベランダ目隠しで注意する点は、天候です。ベランダは居住空間の外に位置する場所であるために、天候の影響をダイレクトに受けます。年中強い日差しや雨、強風にさらされることになるため、紫外線や外の埃、雨などの影響が強いです。

それにより劣化も進行していくので、目隠しを設置したらそれっきりで放置するのではなく、定期的なメンテナンス・チェックも必要といえるでしょう。

そして、天候で怖いのが強風です。目隠しの取り付けが甘い場合、強風で飛ばされる可能性があります。またラティスやパネルのスタンド型であれば強風で倒れてしまい、それによりアイテム本体およびその周辺のものが壊れることもあるでしょう。

台風などの風の強い日は目隠しを取り外す、あるいは強風でも倒れないように細工をするなどの対策が必要です。

風通しが悪くなる可能性も

目隠しのデメリットは風通しが悪くなることです。ベランダほぼ全体を隠せばそれにより外からの視線を完全に遮断できますが、それにより日光や通気が悪くなります。

アイテムによっては通気性が良いものもあるので、風通しを重視する場合は通気性の良いアイテムを選びましょう。

オーナーさんに事前確認

ベランダ目隠しの取り付けが簡易的なものであれば問題ありませんが、ベランダを傷つけるようなものであれば、賃貸物件の退去時に修理代の請求がかかることもあります。

大掛かりな目隠しをする場合、賃貸物件のオーナーさんにどこまでが許可範囲なのか、事前に確認をしましょう。

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まとめ

ベランダの目隠しはすぐに始めるのではなく、ベランダの一部分だけを隠すのか、全体を隠すのか決めておきましょう。事前に決めておくことによって、目隠しアイテムを選びやすくなります。

ベランダ目隠しアイテムもその種類は多様です。どれを選んでいいのか迷ってしまわないように、事前にどんな種類があるのか確認しておきましょう。

また、ベランダ目隠しは、天候に注意する・大規模な目隠しであれば事前に大家などに確認するなど、いくつかの注意事項があります。注意点も頭に入れておきましょう。

目隠しはやり方次第で、機能面だけでなく見た目もおしゃれになります。自分好みの目隠し方法をぜひ見つけてみてください。


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