賃貸物件の築年数は重要?目安やメリット・デメリットをご紹介!


これから賃貸物件選びを行う人にとって「賃貸物件の築年数って重要なの?」という人は少なくないでしょう。

貸物件は築年数によって、メリット・デメリットがあります。一概に築年数が新しい賃貸物件がおすすめ、とも言い切れません。

そこで今回は、築年数の概要と築年数が古いこともしくは新しいことで起こるメリット・デメリットや、築年数が古い物件を選ぶ際のコツについて詳しく解説します。

さらに、築年数に関するよくある質問についてもお答えしていますので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも「築年数」とは?

築年数とは、建物完成後の経過年数のことです。築年数のなかでも、「新築」 「築浅」 「築古」のように呼び名が分かれています。

  • 新築:建物完成後から誰も済んでいない建物かつ築年数1年未満の建物のこと
  • 築浅:築年数が若い建物のこと
  • 築古:築年数の古い建物のこと

一般的に、築年数が浅いものが家賃は高いですが、外観・内装共に綺麗なため、入居者がすぐに埋まる傾向にあります。

近年、築年数が古い、築古の物件であってもリフォームやリノベーションをした綺麗な賃貸物件が増えつつあります。物件によっては、新築同様の内装になっている部屋も少なくはありません。ここからは、築年数によって変化する3つのことについてご紹介していきます。

築年数によって変化すること

築年数によって変化するのは、以下の3つです。

  • 賃貸物件の経年劣化
  • 賃貸物件の家賃
  • 耐震基準の遵守

さらに詳しく見ていきましょう。

賃貸物件の経年劣化

築年数によって、賃貸物件の経年劣化具合は大きく変化します。

築年数が浅い建物であれば、建てて間もないため劣化している箇所が少ないです。

しかし、築年数が古くなればなるほど、劣化箇所が増えてくるため、外観・内装共に経年劣化を感じます。特に、木造で建てられたアパートなどは劣化が目立ちやすい場合があります。そのため、賃貸物件を選ぶ際には、築年数だけでなく構造についても目を配りましょう。

賃貸物件の家賃

賃貸物件の家賃は、築年数が浅い建物ほど高くなります。なぜなら、築年数が浅い賃貸物件になればなるほど、外観・内装共に綺麗に保たれており、多くの入居者からの人気があるからです。そのため、築年数が浅い賃貸物件は家賃が高く設定されている傾向にあります。

反対に、築年数が古い賃貸物件は家賃が低めに設定されていることが多い傾向にあります。ただし、リフォームやリノベーションが行われた賃貸物件の場合は、家賃が高く設定されていることもあるため、一概に全ての築古の賃貸物件が高めに設定されているわけではありません。

耐震基準の遵守

耐震基準とは、建築基準法に基づき定められた地震に対する強さを示す指標のことです。1981年6月1日に導入された「新耐震基準」と2000年6月1日に導入された「2000年基準」の条件を満たすことが耐震基準を遵守している賃貸物件の条件となっています。

日本では大震災が起こるたびに耐震基準の見直しが行われます。そのため、賃貸物件の築年数で基準が異なるケースが多いです。また、1981年6月1日以前に建てられた賃貸物件は新耐震基準が適用されていない可能性が高いため、安全面を考慮するのであれば1981年6月1日以降に建てられた賃貸物件を選びましょう。

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賃貸物件の築年数って何年ぐらいまでが良いの?

家のオブジェ

賃貸物件の築年数は以下のケースによって、良さが異なります。

  • 最新設備が充実している賃貸物件は築10年未満
  • 耐震性に特化している賃貸物件は築20年未満
  • 家賃が安い賃貸物件は築30~40年未満

それぞれのケースについて、見ていきましょう。

最新設備が充実している賃貸物件は築10年未満

築10年未満の賃貸物件は、設備が充実している建物が多いです。例えば、追い焚き機能や宅配ボックス、システムキッチンなど、生活を快適に進めることができる最新設備が導入されている場合が多いです。また、清掃も行き届いていることが多いため、綺麗な空間で過ごすこともできるでしょう。そのため、設備が充実している賃貸物件を考えている方は、築10年未満の賃貸物件を選びましょう。

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耐震性に特化している賃貸物件は築20年未満

築20年未満の賃貸物件は、耐震性に特化しています。先述した通り、建物には「新耐震基準」「2000年基準」の条件を満たすことが地震の多い日本においては非常に重要とされています。

特に、2000年6月1日に改正された建築基準法に定められている「2000年基準」は、最新の耐震基準です。「2000年基準」では、震度6〜7レベルの大地震が発生してもすぐに倒壊することなく、非難する時間を取れる「耐震等級1」の取得が必須となっています。そのため、「2000年基準」を満たしている築20年未満の賃貸物件は、地震が多い日本でも安心安全に過ごせます。

家賃が安い賃貸物件は築30~40年未満

家賃が安い賃貸物件を選ぶのであれば、築30〜40年未満の賃貸物件を選びましょう。築30〜40年未満の賃貸物件は、外観・内装ともに古い場合が多いですが、築30〜40年未満であってもリフォーム・リノベーションが実施された賃貸物件が増えているため、外観・内装ともに綺麗です。そのため、外観や設備が古くても家賃を抑えたい方だけでなく、単に家賃を抑えたい方にもおすすめです。

賃貸物件の築年数が古いことで起こる3つのメリット

リビング

賃貸物件の築年数が古いことで起こるメリットは、以下の3つです。

  • 家賃を安く抑えられる
  • リノベーションされた綺麗な物件がある
  • 物件選びの選択肢が増える

1つずつ順番に見ていきましょう。

家賃を安く抑えられる

賃貸物件の築年数が古いことで、家賃を安く抑えることができるメリットがあります。新築に比べると、外観や内装が古くなっているため、住みにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、駅近くだったり、周辺環境が整っていたりしても安い物件があるので、物件検索の際は、築年数を少し古く設定して探してみるのがよいかもしれません。

リノベーションされた綺麗な物件がある

築年数が古い賃貸物件には、リノベーションされた綺麗な物件があります。リノベーションされた賃貸物件では、部屋・設備ともに綺麗で整っていて、古さを感じさせない物件も。また、家賃も低めに設定されていることが多いので、新築並みに条件の良い賃貸物件が見つかりやすいです。

物件選びの選択肢が増える

賃貸物件の築年数が古いことで、物件選びの選択肢が増えます。築年数が浅い賃貸物件の場合、古い賃貸物件よりも人気が高くなりやすいため、競争率が高いです。しかし、築年数が古い賃貸物件の場合、良い条件の賃貸物件でも空室が出ることがあるため、選択肢が増えます。思わぬ掘り出し物が見つかることが築年数の古い賃貸物件の魅力でもあります。そのため、物件選びの選択肢を増やしたい方は、築年数が古い賃貸物件を選びましょう。

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賃貸物件の築年数が古いことで起こる3つのデメリット

家のオブジェと虫眼鏡

賃貸物件の築年数が古いことで起こるデメリットは、以下の3つです。

  • 設備が新築物件よりも劣る
  • 耐震性が劣る場合がある
  • 防音・遮音性能が低い

1つずつ順番に見ていきましょう。

設備が新築物件よりも劣る

築年数が古い賃貸物件の場合、設備が新築物件よりも劣ります。オートロックや宅配ボックスなどの最新設備が搭載されていない賃貸物件も多くなるため、希望の設備がある場合は、内見時についているか確認しておきましょう。

しかし、近年の賃貸物件ではリノベーション・リフォームされた賃貸物件が増えつつあります。リフォーム・リノベーションされた賃貸物件には、システムキッチンや宅配ボックスなどの最新設備が搭載されていることがあります。そのため、これらのデメリットは、リノベーション・リフォームされた賃貸物件を選べば解決できる可能性があります。

耐震性が劣る場合がある

築年数が古い賃貸物件の場合、耐震性や断熱性などの住宅性能が劣る危険性があります。物件選びの際に注意しましょう。耐震性や建物の強度に不安を感じる方は、最新の耐震基準である「2000年基準」を満たしている築20年未満の賃貸物件を選びましょう。

防音・遮音性能が低い

築年数が古い賃貸物件の場合、防音・遮音性能が低い傾向にあります。防音・遮音性能が低いと、近隣トラブルの原因にもなるため、少しの足音や生活音でも注意が必要です。防音・遮音性能が低い賃貸物件に住む場合、防音機能の付いたカーテンやカーペットを敷いたりすることで、足音や生活音が近隣へ漏れにくくなるので、家具にこだわりましょう。

賃貸物件の築年数が新しいことで起こるメリット

築年数の新しいリビング

新築物件の築年数が新しいことで起こるメリットは、以下の3つです。

  • 外観・内装ともに綺麗
  • 充実した設備が導入されている
  • 全入居者がいないまたは少ない

築年数が新しい賃貸物件は、外装・内装ともに綺麗に維持されるため、快適に住み続けられます。また、最新の設備が導入されていることが多いのも、築年数が新しい賃貸物件の特徴です。オートロックや防犯カメラなど防犯面に考慮された設備も整っているので、女性の一人暮らしや小さな子供がいる家族でも安心して暮らせます。

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賃貸物件の築年数が新しいことで起こるデメリット

パソコンと家のオブジェ

賃貸物件の築年数が新しいことで起こるデメリットは、以下の

  • 家賃が高い
  • 実際に住んでみた人の評判・口コミが少ない
  • 入居までのハードルが高い
  • 内見できないことがある
  • 新築独特の匂いがある

築年数が新しい賃貸物件は、築年数が古い賃貸物件よりも家賃が高いです。また、競争率が高くなるため、入居までに様々な条件をクリアしなくてはいけません。

さらに、築年数が新しいと内見ができないことがあります。そのため、入居後に後悔してしまうことも多いです。築年数が新しい賃貸物件は、実際に住んでみた人の評判・口コミも少ないため、実際に入居して確かめるしか方法がありません。

築年数が古い物件を選ぶ際のコツ

お風呂

築年数が古い物件を選ぶ際のコツは、以下の2つです。

  • メンテナンスの体制がしっかりと整っているかどうかをチェックする
  • 居住者に変な人がいないかどうかを確認する

コツについて、1つずつ順番に見ていきましょう。

メンテナンスの体制がしっかりと整っているかどうかをチェックする

築年数が古い賃貸物件を選ぶ場合、メンテナンスの体制がしっかりと整っているかどうかをチェックしましょう。定期的にメンテナンスが実施されている賃貸物件は、築年数の古さを感じさせないほど住み心地が良いです。

反対にメンテナンス体制が整っていない賃貸物件の場合、すぐに老朽化が進んでしまい、住みづらい賃貸物件に変化します。メンテナンスの体制が整っているかどうかの判断は、共用部から確認可能です。

例えば、「駐輪場や階段にゴミが落ちていない」「ポストが破損していない」などの賃貸物件はメンテナンスの体制がしっかりと整っています。また、共益費や管理費を取っている賃貸物件は、メンテナンスの体制がしっかりと整っていることが多いです。これらの確認すべきポイントは、内見時や募集内容に掲載されているので、入居前にチェックしましょう。

居住者に変な人がいないかどうかを確認する

築年数が古い賃貸物件を選ぶ場合、居住者に変な人がいないかどうかを確認しましょう。古い賃貸物件はメンテナンスや管理体制が整っていないことが多いため、ルールやマナーがない場合があります。そのため、住んでみると騒音やゴミ出しのマナーなどにより、近隣トラブルに発展することも少なくはありません。

トラブルを未然に防ぐためにも、内見時に下記ポイントをチェックしましょう。

  • 共用部に騒音に関する張り紙があるか
  • マナーやルールは決められているか
  • ベランダやポストは汚くないか

内見できない場合は、共用部だけの確認や不動産会社に現状を聞いておくのが大事です。可能な範囲で変な人がいないかどうかを確認し、入居後に後悔しないようにしましょう。

賃貸物件の築年数に関するよくある質問

ノートとはてな

賃貸物件の築年数に関するよくある質問は、以下の3つです。

  • 築年数が古い賃貸物件に住むときに確認すべきポイントは?
  • 耐用年数が過ぎた賃貸物件って危ない?
  • 築年数が50年過ぎた賃貸物件って大丈夫?

それぞれ見ていきましょう。

築年数が古い賃貸物件に住むときに確認すべきポイントは?

築年数が古い賃貸物件に住むときに確認すべきポイントは、以下の3つです。

  • 設備が充実しているか
  • 水回りに問題はないか
  • 旧耐震でも耐震補強は行われているか

築年数が古い賃貸物件は、新築に比べ、使用されている設備が古いケースがあります。また、水回りに異臭が発生していることも少なくないため、内見時に確認しておきましょう。

先述した通り、築30〜40年未満の賃貸物件のなかには「旧耐震基準」「2000年基準」が適用されていない建物も多いです。ただ、耐震基準が満たされていなくても耐震補強が済んでいれば、問題ありません。耐震補強が済んでいない賃貸物件の場合は、耐震性が低いため、地震が発生しやすい日本では非常に危険ですので、事前に確認しておきましょう。

耐用年数が過ぎた賃貸物件って危ない?

結論、耐用年数が過ぎた賃貸物件は危なくないです。そもそも耐用年数とは、国税庁が定める建物の価値がなくなるまでの年数のことを指しています。そのため、耐震性や耐久性などの住宅性能に関する内容ではありません。

築年数が50年過ぎた賃貸物件って大丈夫?

築年数が50年過ぎた賃貸物件は不動産会社に要確認です。なぜなら、築50年過ぎた賃貸物件は、「旧耐震基準」「2000年基準」が適用されていないことが多いため、地震が起きたときの安全性が確保できないからです。

不動産会社に確認・内見の上、申込しましょう。

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築年数が古くても、選ぶ際のコツを押さえて自分に合った賃貸物件を選ぼう!

浴室

当記事では、築年数の概要と築年数が古いことで起こるメリット・デメリット、築年数が新しいことで起こるメリット・デメリット、築年数が古い物件を選ぶ際のコツについて詳しく解説しました。

築年数は物件選びの目安となる指標です。しかし、古いからといって「危ない」「汚い」などを感じる必要はありません。

古い賃貸物件であってもリノベーション・リフォームで、綺麗な物件もたくさんあるからです。そのため、賃貸物件を選ぶときは、築年数だけを確認するのではなく、賃貸物件がどのように維持されているのかを最優先に確認しましょう。


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