初めて一人暮らしをしようとすると、やるべきことが多過ぎて、何から始めたらいいのか混乱してしまう人もいるでしょう。
確かに一人暮らしを始める際は、やるべきことが多々あります。しかし、一度にいろいろなことに手をつけてしまうと、混乱して何一つ進展せずに一人暮らしの準備がまったく進まなくなってしまいます。
そのような失敗を避けるために、一人暮らしを開始するには、しっかりと流れを把握しておくことが大事です。
今回は、一人暮らしを開始する流れについてポイントを解説しています。
一人暮らしを始めるにはなにをすればいいのか?
一人暮らしの準備を行なうために最初にやるべきことは、一人暮らしのための準備・手続きはいったいどういったものがあるのか把握することです。
どのような準備があるのかを一つひとつ把握して整理をすれば、手始めに何をすればいいのか、次に何をすればいいのかという手順が見えてきます。
では、一人暮らしを始める際にやるべきこととは、具体的にどんなことがあるのか紹介しましょう。
物件探し
一人暮らしを開始するにあたって最も大事なのは、物件探しです。物件を探すには、不動産屋に出向いて物件紹介をしてもらう方法、インターネットの不動産サイトなどで探す方法などがあります。
物件探しで大事なのは物件に関する情報確認です。家賃・設備・周辺環境・駅からの距離・また、学校や職場までの距離など、さまざまな点を確認しないといけません。
自分の経済状況と照らし合わせてどれくらいの家賃が適しているのか、どのような環境だと自分が住みやすいのかなどを配慮して、物件選びをする必要があります。
ライフラインの手配
ライフラインとは、水道や電気、ガスなど生活するにあたっての必要不可欠な経路です。また、近年だとインターネットやスマホなどの通信費用もライフラインの一種として数えられています。
これらは、一人暮らしの部屋に引っ越してすぐに使用できるわけではありません。自分で電気会社・ガス会社・水道局・通信会社に連絡をして、使用可能にする必要があります。
一人暮らしの準備はやるべきことがいくつもあり、忙しさの中でライフラインの手配を忘れることがあるため、気をつけないといけません。
費用の準備
一人暮らしを開始する際に重要なのは費用をしっかりと用意することです。一人暮らしを始める際の相場は、40〜50万円ほどといわれています。必要な費用は、敷金・礼金、手数料など不動産会社に支払う費用、引っ越し代、一人暮らしのための日用品の購入費用などです。
一人暮らしのために支払う項目およびその費用を、事前に把握する必要があります。不安な場合は不動産会社に相談してみましょう。
保証人
一人暮らし用の部屋を契約する際、契約者が何らかの理由で家賃の滞納・延滞が続くケースがあります。その支払いを代行する立場が連帯保証人です。
以前は、連帯保証人を用意しないと契約不可の物件も少なくなかったですが、近年では連帯保証人は必要なく保証会社との契約を必須としている物件が増えています。
ただし、物件によっては、保証会社との契約に加えて連帯保証人もつけることを契約条件に挙げているところもあるため、その場合は連帯保証人を探さなくてはいけません。
連帯保証人をつけることが必須かそうでないか、事前に確認しましょう。
役所への手続き
一人暮らしを開始するために、現在の住居から引っ越す際は、役所へ行って各種手続きを済ませないといけません。
- 転居届け(市区内の引越しの場合)
- 転出および転入届け(別の自治体の管轄エリアに引っ越す場合)
- マイナンバー(所持している場合)
- 印鑑登録の住所変更(登録している場合)
- 国民健康保険の住所変更(加入している場合)
- 国民年金の住所変更(社会保険以外の場合)
引っ越しで忙しいため忘れがちになりますが、手続きや手続き内容をしっかりと覚えておき、期限以内に提出することが大事です。
住所変更手続き
一人暮らしを始めると以前の住所が変更になるため、さまざまな住所変更手続きをしないといけません。
引っ越し時の住所変更の代表的なものは、以下の通りです。
- 免許証
- 各種保険
- クレジットカード
- サイト上に登録した情報(ネットショッピングなど)
- 各種会員証
引っ越し後にWeb経由で買い物をした場合、購入した商品が前の住所に郵送されることもあるため、引っ越し完了後は住所変更の手続きと変更する種類を覚えておきましょう。
日用品・電化製品の購入
一人暮らしをするためには、生活に必要なアイテムを揃えなくてはいけません。その代表格が冷蔵庫です。実家暮らしの場合、他の日用品は実家にあるものを持ってく場合もあるので、新たに購入する必要がないこともあります。
しかし、一つの家庭で冷蔵庫を複数使用しているところはまずないため、一人暮らし開始の際には、自分用の冷蔵庫を購入しなくてはいけません。冷蔵庫がないと生ものなどの保存ができないため必需品といえます。
また、電子レンジや炊飯器なども手元にないと不便に感じる人は多いでしょう。そしてエアコンが物件に備え付けでない場合は自分で用意しなくてはいけません。
それ以外のテーブルやソファなど、自分の一人暮らしにおいてどんな日用品・電化製品が必要か、事前に考えておく必要があります。
引っ越しの手配
一人暮らし開始のための引っ越しは、いくつかの方法があります。
- 引っ越し先が近い、荷物が極端に少ない(家電などは引っ越し後に購入)ため、一人でやる
- 友人たちに手伝ってもらう
- 引っ越し業者にお願いする
一般的な引っ越し方法は3.ですが、引っ越しにかかる費用を抑えたいために1〜2.を選択する人もいるでしょう。
しかし、引っ越し作業の初心者の場合、重たいものを落とす、引っ越し先を傷つけてしまうなどの失敗をする可能性が高くなります。
そのため、引っ越しのプロである引っ越し業者にお願いすれば、手間をかけず確実に引っ越し作業を完了することが可能です。
また、引っ越し業者はどこが良心的な価格設定なのか、調べておくことも大事です。
まずはお部屋を探そう!物件探しの流れ
一人暮らしを開始する流れの第一段階が、「部屋探し」です。しっかりと自分に適した物件を見つけなくてはいけません。
では、一人暮らしの部屋探しはどのような流れで行なうのか、次よりその手順をみてみましょう。
インターネットで情報収集
部屋探しをする際、昔であれば不動産屋に出向いて物件を紹介してもらうのが主流でしたが、今は大手・中小に関わらず不動産情報サイトを運営しているため、サイトに掲載された物件情報を閲覧することが可能です。
ネットでの物件探しであれば、スマホ片手にいつでも空いた時間を利用して物件探しができます。
サイトは検索機能があるため、家賃・エリア・広さや間取りなどの項目を選択して検索すれば、自分が探している条件の物件が見つかるでしょう。
内見
希望の物件が見つかったら、次にやるべきことは、情報を掲載している不動産屋に連絡をして、いくつかの部屋を紹介してもらうことです。
そして部屋のデータだけでなく実際に部屋を尋ねる内見を行ないます。内見は実際に目で確認する大事な作業なので、必ずやらなくてはいけません。
内見の際のチェック事項は、以下の通りです。
- 部屋の劣化具合(下水やカビの匂いはないか、耐久性はどれくらいか)
- 設備や周辺環境
- 間取り(生活する際の動線)、コンセントの数や位置
- 日当たり、窓からの景色
- 最寄りの駅からの距離
- 家具などの配置場所(どれくらいのスペースを取るか)
申込・審査
部屋が決まったら不動産屋が審査を行ないます。この審査は入居希望者の収入面が安定しているかどうか(家賃の未払いが発生しないか)を確認するためです。審査にかかる期間は1週間ほどです。
契約・鍵渡し
審査を通過したら、契約書にサインをして契約完了です。この際に、敷金礼金などの支払いをするので、お金を用意しておきましょう。
引っ越し・入居
契約による入居日に引っ越しをして入居・引っ越しを完了すれば、その日から一人暮らしがスタートします。必要であれば隣人に挨拶もしましょう。
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一人暮らし開始の流れ、手順や期間を把握しよう
一人暮らしの準備を進める際は、やるべき項目をどの順番で行なえばいいのか、どれくらいの期間を用意すればいいのか、といった点を把握しておけば、スムーズに進められます。
では、一人暮らしの手順・期間について、以下より説明しましょう。
一人暮らしの手順
一人暮らしの手順は以下の順番が一般的です。
- 部屋探し
- 不動産屋へ連絡
- 内見
- 申し込み、審査
- 契約・引っ越しの準備
- 引っ越し・入居
それぞれの手順の内容については、次の段落で説明しましょう。
一人暮らしにかかる期間
先述した一人暮らしのための手順を最初から最後まで行なうには、3ヶ月ほどといわれています。早い人、時間に余裕がない人であれば1ヶ月ほどですべてが完了しますが、それだと寝る時間も惜しんで準備をすることも少なくありません。
2〜3ヶ月ほどの期間を目安として用意するのが無難といえます。
一人暮らし開始をする流れをシミュレーションしてみよう
では、一人暮らしを開始するには、具体的にどのような流れなのか、以下より一人暮らし開始に到達するまでの流れを、シミュレーションしてみましょう。
1.部屋探し(入居2〜3ヶ月前)
まずは部屋探しです。直接不動産屋に出向いて専門家から話を聞く手段もありますが、その前にある程度の物件をみて家賃の相場などを確かめるのがいいでしょう。初期費用が少なくなるように、敷金礼金0円などのサービスを活用しましょう。
仕事などで忙しくてもスマホなどで少しの空いた時間でも見れるため、不動産情報サイトでマメにチェックすることをおすすめします。
2.不動産屋へ連絡・内見(1〜2ヶ月前)
次にやることは不動産屋への訪問です。自分の希望の物件を話して、それに適した部屋をいくつか紹介してもらいましょう。
内見は、その日のうち・あるいは日を改めて行なう場合がありますが、当日だと不動産屋の他の予定が入っていることもあります。時間をかけて内見をしたい場合は、不動産屋を訪問する前の予約段階で内見が可能かどうか聞いておきましょう。
3.申し込み、審査(2〜3週間)
内見を済ませて住みたい部屋が決まったら、入居の申し込みと審査に入ります。審査は1週間ほどかかりますが、よほどのことがない限り審査が落ちることはないでしょう。審査期間の間に引っ越しの準備や引っ越し会社への依頼をしておくといいでしょう。
4.契約・引っ越しの準備(1〜2週間)
審査を通過したら、契約を交わします。契約の際は支払いするお金や必要書類が必要です。事前にいわれた準備する書類などを忘れないようにしましょう。
この段階になると、引っ越しの荷造りに入ります。荷物が多い場合は数週間前から少しずつ荷造りをしておけば普段の生活に負荷がかかりません。
また、この時期には水道ガス電気といったライフラインの手続きを済ませておきましょう。
5.引っ越し・入居(入居当日)
引っ越しは、友人たちに手伝ってもらう、引っ越し業者にお願いするなどの違いがありますが、スムーズに引っ越しが済むように、どの荷物をどこに置くかなどを事前に決めておきましょう。
入居日に隣人に挨拶をする場合は、早めに済ませることも大事です。挨拶は必須ではないですが、やる場合は手土産(石鹸など消耗品が無難)持参で行きましょう。
一人暮らし開始における注意点
一人暮らしの準備は、決して短期間で簡単に済ませられるものではありません。スムーズに一人暮らしの入居を終えるためには、いくつかの注意点を把握しておくことが大事です。
では、その注意点とは何か、以下より説明しましょう。
引っ越し業者・不動産会社の繁忙期を確認しておく
一人暮らしをする際に引っ越し会社へ依頼をする際は、引っ越し業界の繁忙期を覚えておきましょう。繁忙期に依頼をすると通常より料金が高くなる・忙しいため予約が取りにくいなどのデメリットがあります。
引っ越し会社の繁忙期は、新生活が始まる前の2月〜4月初め、転勤が多くなる9月です。費用を抑えたい場合は、この時期をできるだけ避けるようにしましょう。
銀行口座を開設しておく
もし、銀行口座を持っていなかったら、引っ越し前に銀行口座を開設しておきましょう。
大家・オーナー・不動産会社は、毎月の家賃を銀行口座からの引き落としで支払うことになっており、手渡しで支払うことはほとんどありません。
引っ越し後にあわてて口座をつくることがないように、事前に用意しておきましょう。
近くに病院があるか
一人暮らしにおいて怖いのは病気になったときです。一人暮らしは自分だけの空間を独り占めできて、誰の束縛を受けることはありません。しかし、自由な反面、面倒なこともすべて自分一人で処理しないといけないデメリットが生まれます。
そんな面倒なことの代表格が、病気になった時です。病気になった場合、満足に身体を動かせなくなり、最悪、回復のための栄養摂取も困難になるかもしれません。何よりも身体が弱っている時に、看病してくれる人が一人もいないと、寂しくて精神的にもまいってしまうでしょう。
そのような事態を想定して、少しでも回復を早めるために、最寄りの病院はどこにあるのか確認することが大事です。病院が物件からあまりにも離れた場所にある場合、物件の契約は考えたほうがいいでしょう。
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まとめ
一人暮らしを始めようと思っても「色々とやることがあるから面倒」「何から手をつけたらいいのかわからない」という人もいるでしょう。そのため、一人暮らしをしたくても保留にしている、一人暮らし開始の予定を先延ばしにしているというパターンもあるかもしれません。
そのような一人暮らし開始に戸惑っている人は、一人暮らし開始のための手順・やるべき作業を一つひとつ把握することが大切です。
一人暮らしのための準備・手続きなどを認識して、一つずつ確実に解決していけば、苦労なく一人暮らしを開始できるでしょう。今回の記事を参考にして、自由を満喫できる一人暮らしを初めてみましょう。